エアコンを使っていたら、
突然ポタポタと水が落ちてきた。
- 床が濡れている
- 壁に水が垂れている
- 故障かも？と焦る
こんな経験をしたことはありませんか。
結論から言うと、
エアコンから水が漏れる原因の多くは、重大な故障ではありません。
正しい対処をすれば、
業者を呼ばなくても改善するケースは少なくありません。
この記事では、
エアコンから水が漏れる主な原因と、
今すぐできる応急処置、注意点を分かりやすく解説します。
エアコンから水が出るのは異常？
まず知っておきたいのは、
エアコンは内部で必ず水が発生する家電だということです。
冷房運転中、
空気中の水分が冷やされて水になり、
その水は本来「ドレンホース」を通って屋外へ排出されます。
つまり、
水が出ること自体は正常ですが、
それが「室内に漏れてくる」のが問題なのです。
原因① ドレンホースの詰まり
最も多い原因が、
ドレンホース（排水ホース）の詰まりです。
詰まる原因
- ホコリ
- ゴミ
- カビ
- 虫の侵入
ホースが詰まると、
排出されるはずの水が行き場を失い、
室内側へ逆流してしまいます。
原因② フィルターの汚れ
意外と多いのが、
エアコンフィルターの汚れです。
- ホコリがびっしり
- 長期間掃除していない
この状態だと、
- 空気の流れが悪くなる
- 内部が冷えすぎる
- 結露が増える
結果として、
水が処理しきれず漏れてしまうことがあります。
原因③ エアコン内部の結露・凍結
冷房を強く使いすぎたり、
設定温度を極端に低くすると、
内部で結露や凍結が起こることがあります。
その氷が溶けたときに、
一気に水が出てしまうケースです。
原因④ 設置不良・傾き
エアコン本体は、
わずかに屋外側へ傾けて設置されています。
これが、
- 施工不良
- 地震
- 経年劣化
などでズレると、
水がうまく排出されず、室内に漏れることがあります。
原因⑤ ドレンパンの汚れや破損
エアコン内部には、
水を一時的に受け止める
ドレンパンという部品があります。
- 汚れが溜まっている
- ひび割れがある
この場合も、水漏れの原因になります。
※ このケースは
自分での対処が難しいことが多いです。
今すぐできる応急処置① エアコンを止める
まずは安全第一。
- 電源を切る
- 水漏れがひどい場合はコンセントも抜く
床や壁が濡れている場合は、
タオルなどで保護しましょう。
応急処置② フィルターを掃除する
比較的簡単で、
効果が高い対処法です。
- フィルターを外す
- 掃除機でホコリを取る
- 水洗いしてしっかり乾かす
これだけで、
水漏れが止まるケースも多いです。
応急処置③ ドレンホースを確認する
屋外に出て、
ドレンホースの先端をチェックします。
- ゴミが詰まっていないか
- 折れ曲がっていないか
- 先端が水に浸かっていないか
詰まりが見える場合は、
軽く取り除くだけでも改善することがあります。
応急処置④ 送風運転を使う
内部の湿気を飛ばすために、
送風運転を30分〜1時間行うのも有効です。
結露や軽い凍結が原因なら、
これで改善することがあります。
やってはいけないこと
- 熱湯を流す
- 無理に分解する
- 針金などを奥まで突っ込む
これらは、
故障や感電の原因になるため避けましょう。
業者に相談した方がいいケース
次の場合は、
無理せず専門業者に相談してください。
- 何度も水漏れを繰り返す
- 異音・異臭がする
- エアコンが傾いている
- ドレンパン破損の可能性
結果的に、
早く安く済むこともあります。
放置するとどうなる？
エアコンの水漏れを放置すると、
- 床や壁の腐食
- カビの発生
- 感電リスク
といった問題につながります。
「少しだから大丈夫」は
おすすめできません。
まとめ
エアコンから水が漏れる原因の多くは、
- ドレンホースの詰まり
- フィルターの汚れ
- 結露や凍結
といった比較的軽いトラブルです。
まずは、
- フィルター掃除
- ホース確認
この2つから試してみてください。
それでも改善しない場合は、
早めに専門業者へ相談するのが安心です。
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